個人的エージェントを使うメリット・デメリット

フリーランス

「そもそもエージェントを使うと何が良いの?」っていう人のために、個人的に感じたエージェントを使うメリット・デメリットをまとめます。

あくまで一個人の意見ですがよろしければ参考にしてください。

メリット

案件(仕事)を探しやすい

やはりこれが一番大きいメリットだと思います。

個人で一から案件を探すとなると人にもよるとは思いますが数週間から数か月くらいはかかるはずです。

一方、エージェントを使えば早ければ登録直後に案件を紹介してもらえます。
もちろんその後に応募やら面談やらが入るので即採用!みたいなことにはならないですが、だいぶ時間を短縮できるのは確実です。

また紹介してもらえる案件の数も多いです。

エージェントは当たり前ですが組織なので、個人とは比較にならないほど多くの案件を抱えています。
多くの案件があるということは、あなたにあった案件を見つけやすいということでもあります。
これもまたエージェントを使う大きな魅力の一つだと言えるでしょう。

手続きが簡単

案件の受注に際しての契約や更新、お金の請求なんかの各種手続きが大幅に簡略化されます。

個人で上記の手続きを行う場合は自分で契約書や請求書の作成とクライアントとのやり取りをする必要があります。
自分は最初からエージェントを使っていたので書面の作成などはしたことがありませんが、「契約書」「請求書」なんかの字面だけでめんどくさそうな気配がプンプンします。

エージェントを使う場合は各種契約書の書面はあらかじめ準備してありますし、お金の請求に関しては契約内容にしたがってエージェントがやってくれます。
あなたがするのは契約内容をしっかり確認して署名することと、お金の振込先口座を登録するだけです。

交渉を代わりにやってくれる

契約時の各種条件(お金、稼働日数など)の交渉はエージェントがやってくれます。

営業などの業種を経験したことのある人なら交渉事は得意かもしれませんが、ほとんどのエンジニアは交渉事が得意ではないのではないでしょうか。
僕は当然交渉事が苦手なのでエージェントが代わりにやってくれるというのは大変心強かったです。

また最初の契約の交渉だけでなく、契約更新時の交渉もエージェントがやってくれます。

僕の例を挙げます。
とある案件で月50万円で契約していました。
働き始めてからしばらく経ち、契約当初とくらべ大幅に案件に貢献できていると感じたのでエージェントに金額交渉をお願いしました。
交渉の結果、なんと月60万円に金額があがりました。

もともと金額低めで受注していたことも要因の一つだと思いますが、それでも毎月もらえるお金が一気に10万円あがったのはとてもうれしかった記憶があります。
会社員時代は月の給料が10万円あがるなんてことはなかったので、会社員とフリーランスの違いを強く実感した思い出でもあります。

もちろん交渉事なので毎回うまくいくという訳ではありません。
ただ、いざというときに交渉を行ってくれる味方がいるというのはとても頼もしいものです。

トラブルが少ない&いざトラブルがあってもサポートしてくれる

ネットで「フリーランス トラブル」とかで検索すると様々な事例が出てきます。

  • お金の未払い
  • クライアントとの連絡が途絶える
  • 担当業務が事前に聞いていた内容と異なる

幸いにも僕は上記のトラブルに出くわしたことがありません。
単に運が良かった可能性も無きにしも非ずですが、エージェントがしっかり信頼できるクライアントの案件を探してくれているからこそだと思います。

ただ、いくらエージェント経由の案件とは言え全くトラブルがないわけではありません。
ですがそういった場合はエージェントが必ずサポートしてくれます。

詳しくは話せないのですが僕も一度だけトラブルを経験しました。
その際はエージェントが頑張ってくれたおかげでなんとか僕とクライアントの双方納得できる形におさめてもらったことがあります。
僕一人だけならまず解決できなかったことなので非常に助かりました。

デメリット

報酬が比較的安くなる

エージェントはフリーランス側からお金を取らない代わりに案件を出しているクライアント側からお金を取ります。
いわゆる「中間マージン」や「手数料」と呼ばれているものです。

僕はエージェントに所属したことはないのではっきりとしたことは言えませんが、ネットで調べてみたところ大体10%~30%くらいが相場のようです。
なのでこちらが月100万円いただける案件の場合、クライアントは大体110万円~130万円くらい支払っている感じでしょうか。

この中間マージンがあるため、クライアントに直接採用されるフリーランスよりエージェント経由で採用されるフリーランスの方が報酬が安くなる、という理屈です。
※ただし、フリーランス側にエージェント並みの信頼性と交渉力がある場合に限ります

この中間マージンを妥当と感じるか否かでエージェントを使うか否かが決まると言っても過言ではないと思います。
エージェントに普段からお世話になってる僕は妥当だと感じています。

働き方が会社員とあまり変わらない

エージェントから紹介される案件は基本的には週5日で稼働が必要なものがほとんどです。
最近は週2~3日で働けるような案件もあったりしますが、やはり週5日の案件が主になっています。

稼働時間もクライアントに合わせる場合がほとんどなので、9:00~18:00や10:00~19:00に働く必要がある場合が多いです。

週5日で9:00~18:00の間働く、つまり会社員の働き方と同じです。
クライアント側(基本的には企業)の人員の補充の意味合いが強い案件がほとんどなので当たり前と言えば当たり前です。

「働きたい時に働き、休みたい時に休む」みたいなフリーランス生活を目指している人にとっては相当なデメリットでしょう。

僕の場合は仕事内容が選べて会社員より高い報酬がもらえるフリーランスであれば問題なかったので、これに関してはさほどのデメリットにはなりませんでした。

まとめ

以上が僕が個人的に感じたエージェントを使うことによるメリット・デメリットです。

簡単にまとめると、「エージェントを使うのは余計なことに割かれる労力を減らせるが、報酬や働き方に制限がかかる」といった感じでしょうか。

人によって価値観は様々ですので、この記事で挙げたメリットをデメリットに感じたり、逆にデメリットをメリットに感じる方もいるかもしれません。

いずれにせよこの記事があなたのフリーランス活動の助けになれば幸いです。

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