ずぼらエンジニアの勉強法

雑談

エンジニアは、技術の進歩に追いつくために、絶えず学び続ける必要があります。
しかし、正直なところ、勉強に費やす時間を最小限に抑えたいと考えてしまう人もいるでしょう。
かくいう僕もできればあまりプライベートの時間に勉強をしたくない「ずぼら」なエンジニアだったりします。

この記事では、「勉強が必要なのはわかっているけど、あまり勉強したくない」と感じるずぼらなエンジニアたちへ、効率的に勉強する方法を紹介します。
僕が実践している方法は時間をかけずに最大の成果を得ることに重点を置いています。
仕事の合間に少しの時間を作り、それを最大限に活用することで、技術的な成長を促進することができます。

勉強は必ずしもプライベートの時間を割く必要がある活動ではありません。
日々の業務の中で遭遇する課題から学び、新しいスキルや知識を身につけることもできます。
このアプローチにより、ずぼらなエンジニアも無理なく自己改善を図ることができます。

この記事を通して、勉強に対する新たな視点を提供し、ずぼらエンジニアが感じている学ぶことに対する苦手意識を払拭するきっかけになれば幸いです。

前提

ちまたでよく聞く「エンジニアに日々の勉強は必要」は真実です。
エンジニアにとって学び続けることはただの選択肢ではなく必須の活動です。
IT業界では技術が絶えず進化しており、新しい言語、ツール、プラットフォーム等が次々と登場しています。
この進化のペースに対応し続けるためには、定期的な学習と自己向上が不可欠です。

勉強を怠ると、エンジニアとしての市場価値が低下するリスクがあります。
新しい技術トレンドを把握し関連するスキルを習得することで、仕事において重要な機会をつかむことができます。
また、常に学び続けることはあなたを市場で競争力のある候補者として位置付けるためにも重要です。

仕事中に勉強をする

まず断っておきますが、仕事中にさぼって勉強をする、という意味ではありません。

「○○の機能どうやって実装するんだっけ?」「○○の言語でXXの書き方ってどうだったっけ?」みたいな感じで仕事中に調べものをすることはよくあると思います。
その仕事中の調べもののついでに勉強もしようという話です。

「仕事中に私用で勉強をするのはちょっと…」と思われた人もいるかもしれません。
安心してください。IT技術に関して調べている限り仕事に全くの無関係ということはまずありません。
仕事に関することを調べているのですから、それも間違いなく仕事のうちです。
胸を張って勉強してください。

ただし、勉強ばかりしていて自分の仕事が全然進まなかった、なんてことになってもいけません。
効率よく勉強して、仕事がよりはかどるようなスキルを身につけられるのが理想です。
以下に、効率よく勉強していくためのポイントを紹介します。

よくわからない単語が出てきたら調べる

日常の仕事で出会う未知の用語や技術に直面した時、それをスルーせずに調べることで知識を増やすことができます。
詳細まで深堀すると時間がかかってしまうので、とりあえずは概要だけでも押さえておきましょう。
必要になった時のみ詳細まで調べるようにしましょう。

できるだけすぐ調べることを推奨します。
もし難しい場合はメモだけして後で調べるようにしましょう。
すぐ調べる癖を習慣化できれば、徐々にでも確実に技術的な知識を深めることができ、あなたの力となってくれることでしょう。

また、仕事中に出会う単語について調べるため、おのずと仕事に関係の深い単語について勉強することにつながります。
したがって、ゆくゆくは仕事の効率化にもつながっていきます。

調べ方は「人に聞く」「インターネットで検索する」「ChatGPT等のAIサービスを活用する」等いろいろあります。
必要に応じて使い分けましょう。

プログラムの実装について勉強する

あなたが担当していないプロジェクトや機能も貴重な勉強の題材になりえます。
それらのドキュメントやソースコードを読むことがそのまま勉強になります。
あなたが把握していない実装の中で、興味があるものはどんどん見てみましょう。

ちなみにあなたが読み始めたソースコードが複雑あるいは重要な機能であればあるほどベテランエンジニアが担当している可能性が高いです。
どの業界でも言えることですが、ベテランの人の仕事というのは参考になることが多いです。
学べるものはどんどん学んでいってください。

また、ソースコードの実装担当者が忙しくなさそうであれば、あなたが理解できなかった部分(実装の内容や意図等)について聞いてみるのもおすすめです。

情報通エンジニアが共有してくれる技術について勉強する

あなたの身の回りに常に最新のトレンドや技術情報に詳しい情報通エンジニアはいますか?
もしも心当たりがあるなら勉強のチャンスです。

ありがたいことに情報通エンジニアは色々な技術について共有してくれることが多いです。
それらの情報は彼等・彼女等が重要だと思ったものなので勉強する価値が高いものがほとんどです。
今何を勉強したらよいかを悩んでいる場合には、とてもわかりやすい指針となってくれます。

もしあなたの身の回りに情報通エンジニアがいない場合は、SNS等で活動しているエンジニアを参考にしてもよいでしょう。
彼等・彼女等が発信している情報もまたあなたの勉強すべき技術のヒントになるでしょう。

仕事中の勉強で足りない部分だけプライベートで勉強する

先ほど紹介した仕事中に勉強する方法にもデメリットはあります。
当たり前ですが「仕事に無関係な事についてはあまり勉強できない」ということです。

仕事に無関係なことも勉強したい場合は、いよいよあなたの貴重なプライベートの時間を活用する必要がでてきます。
こればかりは仕方ないので覚悟を決めてください。

しかしながら、必ずしもすべてのエンジニアがプライベートの時間を使って勉強する必要があるかと言うとそうでもありません。
以下にエンジニアがプライベートでも勉強が必要になりそうな状況を紹介します。

目指すキャリアに必要なスキルが現状では身につかない

誰しも程度の差こそあれ自分自身のキャリアプランについて考えたことがあるのではないでしょうか。
そしてそのキャリアプランに必要なすべてのスキルがあなたの現在の仕事の範囲内にあるケースというのは稀なパターンでしょう。

例えば、あなたが今システムの開発業務を行うエンジニアだった場合、管理職になりたいのであればリーダーシップやマネジメントスキル、コンサルタントになりたいのであれば幅広いビジネス知識やプレゼンテーションスキルを勉強する必要があります。

市場価値をあげたい

市場価値を高めるためにはトレンドを追いかけ、需要の高いスキルを身につけることが重要です。
また、市場で求められるレベルでスキルを身につけるためには仕事の片手間では限界があります。
すなわち、プライベートでがっつり腰を据えて勉強する必要があるのです。

需要の高いスキルを知るには、転職サイト等で募集が多かったり報酬が高いスキルを参考にするとよいでしょう。
転職エージェントやフリーランスエージェントに直接聞いてみるのもアリだと思います。

単純に勉強したいものがある

ふとしたきっかけで興味本位で勉強したくなるものが出てくることもあると思います。
それもまた知識を深める貴重な機会です。

好奇心を刺激する新しい技術について勉強することで、予期せぬ形で仕事の幅を広げることもできるかもしれません。
また、新しい分野に触れることで創造性や問題解決スキルを高めることにもつながります。

さらに言うと、興味があることについての勉強はおそらく最もモチベーション高く勉強ができるパターンです。
勉強していて楽しいと思うので時間の許す限り勉強を楽しんでください。

まとめ

勉強はエンジニアとしての成長に不可欠ですが、一人一人の学習スタイルやスペースは異なります。
ずばらなエンジニアであっても、仕事での隙間時間を利用するなどで効率よく勉強することが可能なことが少しでも伝われば幸いです。

仕事中に得られる知識を活用し、必要に応じてプライベートの時間で保管することで勉強は持続可能になります。
今回紹介した勉強法はあくまで一例です。
あなたにとって最も効率的で継続しやすい勉強法を見つける参考にしてください。

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