フリーランスはまじめに仕事をするだけでもある程度評価される

フリーランス

フリーランスとして活動する以上、顧客の評価はとても大事です。
会社員であればあまり評価が高くない人でもすぐさま解雇されるということはなかなかありません。
一方、フリーランスは顧客の評価が低ければ容赦なく契約終了というケースは十分ありえます。

幸い僕は「評価されずに契約終了」みたいな経験はないのですが、周りのフリーランスの人が顧客が期待に沿えず早々に契約終了される場面にはしばしば出くわします。
あなたにはそんな悲劇に出くわしてほしくはありませんので、顧客から評価されるための行動を紹介しようと思います。

と言っても「誰にも真似できないくらいの超ハイレベルなスキルを身につけろ」だとか「他の人の10倍の成果を出せ」とかいう話ではありません。
社会人としては極々当たり前な行動を心掛けるだけでも、ある程度評価を得ることができるのです。
今回はそういったフリーランスが心掛けるべき極々当たり前な行動を紹介していきます。

時間を守る

まず、遅刻はやめましょう。
そして納期がある仕事の場合は、その納期をきちんと守りましょう。
やむを得ない事情で遅刻したり納期を守れない場合は、早めに報告するようにしましょう。

「何を当たり前の事を言ってるんだ?」と思う人もいるかもしれません。
実は僕もそんな一人です。
ですが世の中のフリーランスは時間にルーズな人がけっこういたりします。
「3時間以上遅刻する」「納期が1週間過ぎても無反応」みたいなのは論外ですが、「いつも2~3分遅刻する」「納期から数時間、数日遅れることが多い」みたいな人は多いです。
僕が知る中で印象的だったのは、昔働いていたゲーム会社にいた人で、毎日寝坊していて午後からの出社が当たり前な人がいました(笑)

そのようなフリーランスが多いからこそ、あなたがきちんと時間を守ることで相対的に評価されることになるのです。
「5分前行動をする」「余裕をもって納期を設定する」程度のことで十分です。
時間をしっかり守って、顧客に余計な不安を与えないようにしましょう。

どうしても時間が守れない人もいるかもしれません。
そういう人は時間の制約がない(or非常に少ない)仕事を探してください。

報連相を行う

社会人であれば一度は聞いたことがあるであろう単語「報連相」、すなわち「報告」「連絡」「相談」です。
これらを行うようにしましょう。
頻度は仕事内容にもよりますが、常駐の仕事であれば最低1日1回、納品の仕事であれば納期に応じて中間報告を何回か行うようにすればよいと思います。
もちろん仕事によって「何時何時に報告してほしい」みたいな要望があればそれも守りましょう。

これもできている人からすれば不思議に思うでしょうが、報連相ができない人はちらほら見かけます。
チャットや定時ミーティングであまり発言せず、今何の作業をしているのかわからない人がいたりします。
他の人に進捗を聞かれてようやく報告をしてくれる感じなので、リーダーが状況を把握するのにも一苦労です。
顧客側からすると、こういう人はあまりありがたくないでしょう。

「プロジェクトに参画したて」「あまり関わりのない人とやりとりすることになった」等で、なかなか報告しづらい場合もあるかもしれません。
僕もコミュ力が高くはないので、あんまり関わりのない人とやり取りする時は、普段の倍以上時間をかけてメールやチャットの文章を考えたりしてます。
苦手なことでも仕事は仕事です。
割り切ってしっかり報連相を行いましょう。

わからないことはすぐに聞く

顧客とやり取りしている時に、意図がよくわからないことを言われたり、あいまいな表現をされることがあります。
すぐに聞き直しましょう。

間違っても自分で補完して理解した気になってはいけません。
仮に間違った認識で理解してしまい、そのまま仕事が進んで行ったとします。
時間が経てばたつほど影響範囲は広くなり、場合によっては取り返しがつかない事態になりかねません。

また、すぐに聞き直さないと、相手が自身の発言を忘れてしまう場合もあります。
議事録みたいなものがあれば多少は思い出してもらえますが、それでもすぐに聞いた方がより確実です。

そして確認が済んだら必ずメールなりチャットなりで形に残してください。
でないと後々言った言わないの水掛け論になります。

挨拶をする

「子供じゃないんだから挨拶くらいするよ」と思っている人もいるでしょう。
あなたは正しいです。
そのままきちんと挨拶をするようにしてください。

常駐の仕事であれば、最低でも始業・終業の挨拶はするようにしましょう。
「あれ?あの人もう始業(or終業)してるんだっけ?」なんて思われてはいけません。
たまにその人の担当分の機能がトラブっている時にも関わらず、スーっと消えるようにすぐさま終業してしまう人がいます。
定時に終業すること自体は問題ないですが、周りに挨拶しておかないと「帰る前に聞いておきたいことがあったのに…」なんて困る人が出てくる可能性があります。

フリーランスは案件の数ごとにはじめましての挨拶をする機会も多いです。
自分の名前だけ言って終わらせてしまう人も多いのですが、できればもう少し情報量のある挨拶をしておいたほうがよいです。
と言っても「めちゃくちゃウケる挨拶をしろ」というわけではありません。
簡単な職歴や得意分野の説明だけで十分です。
それだけの情報でもその挨拶を聞いた人は、あなたにどういう仕事を頼めばよいかイメージしやすくなるからです。
しゃべることが苦手な人は、あらかじめ挨拶する内容を考えておきましょう。
そして案件が変わるたびにその挨拶を使いまわしつつ、必要に応じてアップデートしていくのが良いです。

まとめ

ここまで読んでいただいたらわかると思いますが、意外と当たり前の行動ができていないフリーランスというのは多いです。
したがって、当たり前の行動ができるだけで相対的にあなたの評価はあがります。
まずは簡単にできる行動を心掛けて、しっかり顧客の信頼を勝ち取りましょう!

ただし、今回紹介したのはあくまで「ある程度の評価を得られる方法」であって、いわば必要最低限の評価を得る方法です。
それ以上の評価を得るためには、やはりあなた自身の努力が必要です。
「圧倒的な技術力で貢献する」でも良いですし、「丁寧なコミュニケーションで充実したサポートを提供する」でも良いです。
ぜひとも今回紹介した行動を基盤に、あなたならではの売りをプラスして、顧客から高い評価を得られる素敵なフリーランスになってください。

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