「ゲーム会社のノリ」と聞いてどんなイメージを持っているでしょうか?
自由でフランクな雰囲気だったり、お祭り騒ぎのようなにぎやかな雰囲気でしょうか?
それともオタクの集まりみたいな雰囲気でしょうか?
業界未経験や他業種からゲーム業界に就職を考えている人にとってゲーム会社の実際の雰囲気は気になるところだと思います。
自分がその雰囲気に馴染めるか、ノリについていけるか等に対して不安を感じることもあるでしょう。
今回は、そんな疑問や不安を少しでも解消できるよう、今まで僕が経験してきた「ゲーム会社のノリ」を紹介していこうと思います。
社内の雰囲気やどういう人がいるか、向いている人・向いていないかもしれない人についてお伝えしていきます。
ゲーム会社の雰囲気はどんな感じか
雑談が多め
他業種と比べると雑談は多めです。
最近リリースされた他社のゲームや最新技術の話題といった会社の業務に割と関わりのある話題から、おすすめの料理や旅行先の話題といった業務にあまり関わりのない話題まで様々な雑談があります。
最近はリモートワークも増えてきたので、口頭での雑談だけでなくチャットでネタ投稿みたいなことをしたりちょっとふざけた発言をしたりする人もいます。
※会社によっては「times_○○」といったような名前の雑談用のチャンネルが用意されてることもあります
また、ゲームの仕様決めや実装方針決めといったことも雑談ベースで調整したりすることも多いです。
「○○の仕様なんだけど、こういう感じでいこうかと思うんだけどどう?」「△△の実装って□□の機能と同じような感じで良いですかね?」みたいな感じです。
僕から何かしら相談事をもちかけることもあれば、他の人のやり取りの中に混ざって意見を言うこともあります。
遊び要素がある
ゲームを開発する上で遊び心というのは非常に大切です。
なのでゲーム会社はそういう遊び心を大事にしているところが多いです。
今まで働いていたゲーム会社はどこもお客様用の玄関は凝っていました。
自社のゲームのキャラグッズやパネルがおいてあったり、CMを流していたりするところもありました。
玄関以外にも要所要所に何かしらのグッズがおいてあることも珍しくありません。
見た目だけでなく、「遊び」そのものを提供していることもあります。
会社にゲーム機がおいてあって休憩中や終業後に同僚と遊べるようになっていたり、漫画本が本棚にあっていつでも読めるようになってたりすることもあります。
中にはダーツマシンを置いてる会社なんかもあったりしました。
また、福利厚生でも遊び要素がある場合もあります。
今まで見た中では「新作ゲームを遊ぶ用の有給が年1日ある」「バースデー休暇がある」みたいなものがありました。
意見を出しやすい
ゲームのクオリティを上げるためには様々なフィードバックが欠かせません。
故に様々な人からの意見を聞く文化ができていることが多いです。
意見を出す場としては、直接のやり取りはもちろんのこと、企画会議に全員が参加できるようになっていたり、実際にゲームをプレイして意見を出すフィードバック会的なものが用意されていることもあります。
デザイナーがストーリーに関する提案をしたり、エンジニアがUI・UX改善のアイディアを出すのも珍しくありません。
特に開発チームの規模が少人数であるほど、そういった傾向は顕著になります。
リリース前や不具合対応時はピリピリする
普段は比較的楽しい雰囲気であることが多いのですが、リリース前や不具合対応といった忙しかったり緊急性の高い対応中はピリピリとした雰囲気になることが多いです。
当たり前ですが雑談をしている暇はありませんし、遊ぶなんて論外です。
意見を出しても「急ぎじゃないなら後にして」と言われます。
あなたがスキルのあるエンジニアなのであれば、忙しさの渦中にいることになるでしょう。
焦らず冷静な対応が求められます。
あなたが新人だったり転職したてでまだ力になれそうにないのであれば、雑用や簡単な作業の巻取り等のサポートに回ることになるでしょう。
今後のためにも、落ち着いたタイミングでどういう対応をしていたかをしっかり復習すると良いでしょう。
売り上げによって雰囲気が変わる
仕事としてゲームをリリースしている以上、売り上げは非常に大事です。
にも関わらず売り上げが低迷していると、会社内の雰囲気は非常に悪くなります。
全体的にピリピリした雰囲気になったり、どんよりした雰囲気になったり、イライラする人が増えたりします。
些細なことで口論になる現場に出くわしたこともあります。
逆に、売り上げが好調だったりするとお祝いムードになったりもします。
場合によっては豪華な打ち上げが開催されたりすることもあります。
会社の規模による雰囲気の違い
ゲーム会社の雰囲気はその会社の規模によっても違いがあります。
僕の経験上、小さい会社ほどワイワイとした良くも悪くも学生サークル的な雰囲気が感じられることが多いです。
逆に、大きい会社ほど他業種の会社とさほど変わらない雰囲気になっていきます。
昔いた会社がちょうど規模が小さい段階から大きくなる段階にありました。
最初は割とにぎやかな感じがありつつ若干いい加減な部分もあったりな雰囲気でした。
ところが段々と従業員が増えていき会社の規模が大きくなるにつれ、雰囲気は段々と落ち着いていき、いい加減な部分は徐々にきっちり管理するようになっていきました。
どっちが良い悪いといったものでもないと思いますが、ゲーム会社で働く際は会社の規模も知っておくと雰囲気の違いに戸惑うことが減るでしょう。
ゲーム会社にはどんな人がいるか
「ゲーム会社にはオタクしかいない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
僕もゲーム業界に入る前はそういうイメージがありました。
ですが実際には見た目も中身もTHEオタクといった人は意外と少ないです。
という訳で、ゲーム会社にはどんな人がいるか紹介していこうと思います。
(ちなみに僕は見た目も中身もオタクなタイプです)
ゲームをあまりやらない人
意外とゲームをそこまでやらない人もいたりします。
ゲームをやるとしても、ポケモンやマリオといった超メジャーなタイトルだけやったことがあるみたいなパターンが多いです。
ゲーム自体にはあまり興味がなくてもゲーム開発が好きという人が意外といるようです。
ゲームをめちゃくちゃやる人
当然ゲーム好きもいます。
特定のジャンルのゲームを極めている人もいれば、信じられないくらい幅広いゲームを遊んでいる人もいます。
特に話題作であれば、大抵発売日に購入していたりします。
ド派手なファッションの人
髪の毛が定期的にピンクや緑になったりする人や、奇抜な衣装で出社する人もいます。
ハロウィンの時期にはちょっとしたコスプレをしてくる人もいたりします。
僕の体感では数十人規模の会社でも数百人規模の会社でも1人はそういう人がいた気がします。
筋トレが趣味の人
僕の知る限りでは、けっこう筋トレ好きが多いです。
週に何回かジムに行くというタイプもいれば、会社にプロテインを持ち込んでくるガチ勢もいたりします。
「なんかこの人やたらガタイ良いな」と感じる人がいれば筋トレ好きの可能性が高いです。
すごい技術力を持つ人
どこの会社にもとても高い技術力を持つエンジニアが1人はいます。
最新技術に精通していたり、各方面の技術に関する知見が豊富だったり、ブログやSNSで外部に記事を投稿していて界隈では有名人だったりといった感じです。
やたらと遅刻する人
遅刻する人は他の業界に比べて多い気がします。
体感では毎日チーム内の誰かしらが遅刻している感じです。
午前中はほぼ出社しないが結果はしっかり出しているので評価自体は高い、なんて人もいました。
ゲーム会社のノリが合う人・合わない人
ここまでゲーム会社の雰囲気やどういう人が働いているか、いわゆる「ゲーム会社のノリ」を紹介しました。
そしてそのノリが合う・合わないは何を基準に判断すればよいかを解説していきます。
柔軟でフラットな環境を楽しめるかどうか
ゲーム会社では、役職や部署を越えたフラットなコミュニケーションが頻繁に発生します。
会議中にアイディアを気軽に発言したり、ランチの雑談から企画が進むことも少なくありません。
そういった環境をポジティブにとらえられるのであれば、ゲーム会社のノリに合う可能性が高いです。
逆にしっかりルールが整っていて秩序が厳格な職場が良いのであれば、ゲーム会社のノリは合わないかもしれません。
雑談が好きか
ゲーム会社では、雑談が頻繁にあることが多いです。
何なら面接も雑談ベースで進むことも珍しくありません。
雑談が好きだったり苦にならないのであれば、ゲーム会社のノリに合う可能性が高いです。
逆に静かな環境で集中して仕事したい人には、ゲーム会社のノリは合わないかもしれません。
遊び心を持って働けるか
ゲーム会社では、遊び心を持って仕事をすることが推奨されることが多いです。
休憩時間やプライベートの時間を使って、しっかり遊ぶこともある意味仕事の一部と言えるかもしれません。
これを「面白そう」「全く問題ない」と考えられるのであれば、ゲーム会社のノリに合う可能性が高いです。
逆に仕事と遊びはきっちり分けたいと考える人は、ゲーム会社のノリには合わないかもしれません。
ハードな時期の空気感を受け入れられるか
リリース直前や不具合対応時、あるいは売り上げ低迷時は会社の雰囲気がピリピリすることがあります。
ゲーム会社で長く働くのであれば、ほぼ必ず経験することになります。
ゲームの企画の開始から運営終了まで終始ほのぼのとした雰囲気のまま、というパターンもなくはないと思いますがレアケースではあります。
そういった変化に耐えられるのであれば、ゲーム会社のノリに合う可能性が高いです。
逆にどんな時もピリピリしていたくないという人は、ゲーム会社のノリには合わないかもしれません。
おわりに
以上、ゲーム会社のノリとそのノリに合う人・合わない人の説明でした。
もしかしたら僕が知らないだけで、もっと特殊なノリがあったりするかもしれませんが大きくはずれていないと思います。
ぜひともゲーム業界で働く際の参考にしてみてください。
もしかしたら中には「ゲーム会社のノリは合わない気がするけど、それでもゲーム会社で働きたい!」という人もいるかもしれません。
そういう人はぜひとも規模の大きいゲーム会社で働くことを検討してみてください。
規模の小さい会社よりはノリがマイルドになっていることが多いです。
※もちろん面接等で会社の雰囲気の確認はしておくことを推奨します
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